2001年、訳あって日本を飛び出した俺。 グダグダ過ごした、バンコクでの日常。 ナナプラザ、レインボー。 5年たったから、初めて書ける、酒・女・イカレの記録

タイたいざい 2001年

レインボー1に行きました。 | main | 貸切船はB360
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双龍のイレズミ
昼過ぎに目を覚ました僕は、野菜炒めとチャーハンを食べ、
今日はバスに挑戦する事にした。
ここ2日間、違うルートで伊勢丹へ行っているわけだが、
今日も違うルートで行こうというわけだ。
ここで簡単な説明をすれば、バンコクの市内バスには
ノンエアコンとエアコンの2種類が大きく分けてある。
エアコンバスは行き先を車掌に告げて金を払うというタイプ。
ノンエアコンは定額でいくらというタイプだ。
カオサンの近くから、ノンエアコンの通称、赤バス2番が
ワールドトレーディングセンター前を通過する。
エアコンバスだと11番が通過する。
両方ともその後、スクンビットを東に進んでいくので、
今後、頻繁に利用するラインとなった。

で、今日は赤バス2番に乗ることにした。
僕の泊まっているCH2から表通りに出た所にバス停がある。
実はここより一つ手前の宝くじ公社の前まで歩いていって、
そこから乗ったほうが、椅子に座れていいのだが、
なんせ初めてだったので、ここから乗り込んだ。
席は満席で立ち客もまんべんなくいる。
集金の車掌に無言で5バーツコインを渡すと、
相手も無言でおつりと領収チケットをくれる。
なんだ、簡単ではないか。バスはペッブリー通りの方へ行くので
おととい歩いたときの記憶を頼りに、大体の感じを掴んでいく。
ああ、もう少し行ったら右折だよな。そんな事を考えていると
バスは右折して、その右手に伊勢丹が見えてきた。
ここでは、他の客も比較的多く降りるようで、
とりあえず、降りる目的地の手前で、出入口上のブザーを
ビーっと鳴らせば、次のバス停っぽい所で止まるようだ。
バスを降りたところは、伊勢丹と大通りを挟んで反対側だったので、
陸橋を使って、伊勢丹の方へと行った。
初日が徒歩。昨日が船とBTS。今日がバス。
うーん、進歩が見えるな。
そう思いながら、伊勢丹へと入っていった。

食料品売り場で、ミカンとパンを再度購入していたのだが、
なにやら、チョコレートの販売促進で女の子がワゴンセールを
行っている。かなり大きめなスリットのはいったスカートが
妙に気になる。やばいやばい、多分、今、変な目つきしてたよ。
毎週欠かさず読んでいる少年マガジンを買うと、
帰りも2番バスでカオサンまで帰っていった。

宿へ戻り、シャワーで汗を落とすと、ミカンと菓子パン、
それにマンガという、なんか日本にいるのと変わんない
生活を送っているのに、少し変な気がしながら、夜が来るのを
待っていた。そう、今日は土曜なのでナナにもう一度行こうと
考えていた。
僕は9時過ぎに、赤バス2番に乗り込むと、ナナまでの
道を待ち遠しく、進んでいった。

ナナプラザに付くと、迷わずレインボー2へ向かった。
入り口から入って右側のソファーの中ほどに案内された。
シンハービールを頼んで、ステージで踊る女の子たちを
ボーっと見つめていた。
10分もしないうちに、ステージの女の子たちは
交代を始める、そんな中に、彼女はいた。
壁の鏡を見つめて、自分がどう見えるかをチェックし
自分を見ている客には右上から流し目を送る。
まず僕は、彼女のアゴから肩にかけてのラインに釘づけになった。
そして彼女が後ろを向いたとき、息を飲んだ。
彼女は背中一面に、そう、首の下から腰の上まで、
単色のイレズミを入れていたのだった。
「どうして彼女はイレズミを入れたのだろう。」
「何か意味があるのだろうか?」
僕はそんな事を考えながら、いつまでも彼女のことを
見つめていた。

しばらくして、ステージの女の子たちは入れ替わる。
僕は彼女がこの近くを通らないか気が気でなく、
ステージを降りて混雑しているカウンター前から、
彼女がどこに行くのか、ずっと目で追っていた。
彼女は僕の方を見ないがこちらのほうに近づいてきた。
そして、テーブルの前をすり抜けて先に行ってしまうのか
と思ったとき、僕のほうへ振り返ってニッコリ微笑んだ。
「ハロー!」
僕の座っているソファーの隣を右手の人差し指で差しながら、
首を小さくかしげている。
当然、横に座ってもらうと、何か飲むかと聞いていた。
その後、僕はタイ語ができない事、彼女は英語が
できない事を確認すると、気まずい沈黙の時間が流れた。
しばらくすると、また彼女はステージへ戻っていく。
そして、ステージが終われば僕の席へ戻ってくる。
僕は「退屈じゃないか?」と英語で聞いたが、彼女には伝わらない。
「解らないなら良いよ。気にしないで。」と、手を横に振って
ジェスチャーをすると、彼女は「君はいらない。」
と言われたと思い、席を立った。
誤解されたようだ。
別にかまわないが。
僕はまた1人で席に座り、ステージを見つめていた。

しばらくすると、おととい知り合った色白のケイが僕の隣に
座っていた。
英語で話しかけてきたので、少し話してみる。
意思の疎通が取れるというのは、重要なことだと実感する。
久しぶりに女性と会話するのも、楽しいものだ。
でも僕は、席を立ったイレズミの彼女の事を目で追いかけていた。
向かいの席に居るとか、入り口に座ってるとか。
しばらくするとイレズミの娘は、斜め前に居た日本人と
話がまとまったらしく、私服に着替えて店を出て行った。

急に寂しくなる。

あの時、強引にでも引き止めれば良かったのか?
目の前を歩いていた彼女を連れ戻せば良かったのか?
今は隣で座っているケイが、イレズミの娘に比べて
つまらない女に見えてしまう。
僕は辺りを見渡した。
今日は帰ろう。
僕は引き止めるケイを無視するように、チェックして
帰路へと付いた。
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